紅葉と富士山 — 11月の河口湖が最も美しい理由
河口湖の一年で、どの季節がいちばん好きかと聞かれたら、迷わず11月と答えます。 理由は三つの重なりです。まず、もみじが色づく。湖の北岸、もみじ回廊と呼ばれる並木道が、赤と橙のトンネルになります。次に、富士山が雪をかぶりはじめる。10月の終わりから山頂が白くなり、11月には「絵に描いたような富士山」が完成します。そして、空気が澄む。夏の湿気が消えて、山の輪郭がくっきりと見えるようになります。 紅葉だけなら京都でもいい。雪の富士山だけなら冬でもいい。でも、紅葉と雪化粧の富士山を同じフレームに収められるのは、この数週間だけです。 おすすめの時間帯は朝です。もみじ回廊は日中混み合いますが、朝8時前なら人もまばら。朝日がもみじを透かして、足元まで赤く染まります。 紅葉トンネルツアーは、この時期だけの開催です。地元の人しか知らない撮影ポイントも、いくつかご案内します。 11月の河口湖、ぜひ一度歩いてみてください。